よく保護者から聞かれることの一つに離乳食や食事の相談があります。
どんな食事の悩みでもまず私が確認することは一つ「その子は食べたがっているのか?」
今日は20年間の保育経験と子育て経験の中で分かった離乳食・食事のことについて話します。
「その子は食べたがっているのか?」
とは、子どもの食べる意欲のことです。食べる意欲とは生きる意欲。
大きく育っていく上で、どの保護者も沢山食べる子になって欲しいと願っていると思います。
野菜が嫌い。お米しか食べない。立ち歩く。投げる。こぼす。自分で食べない。
など色々な食事についての悩みがあると思いますが「食べる意欲」があれば全て解決すると思いませんか?
それをあの手この手でクリアしようとするからとーっても大変になっているように感じます。
離乳食の開始は一般的には5〜6ヶ月と言われていますし、検診などでもその時期に離乳食を開始しているか聞かれます。そんな時に「始めておかなきゃ!!」と焦ってしまう保護者も多いはず。そうして始める離乳食は、作るのも大変、食べさせるのも大変。食べない時が続くとさらに焦る。そんな保護者の姿を沢山見てきました。
子どもが自ら食べ物に手を伸ばし、口を開けてくれたらどんなに嬉しいか・・・
そう思ってる保護者は多いはず。
それにはたった一つ「食べる意欲」を育てることです。
ではどうしたら食べる意欲が育つのか?
それは、食事をするタイミングと運動量。その二つです。(このことについてはまた今度詳しくお話しします。)
離乳食をスタートするタイミングは、赤ちゃんが家族の食卓風景を見て、「触ってみたい・やってみたい」と手を伸ばした時です。それも一度や二度ではなく焦らして焦らして思いっきり食卓風景に関心が高まった時。このタイミングで始めれば、まず食べないということはありません。
それまでは、家族でとにかく食卓を囲む時間を楽しんでください。そんな姿を沢山見せてあげる。これだけで「食べる意欲」が芽を出すのです。
そして最初の一口目は子ども自身の手で。
親が口にスプーンで入れようとすると口の中に入る前に舌や唇で押し返してきます。赤ちゃんはスプーンの異物感しか感じていません。
感じて欲しいのは食べ物そのものです。なので初めは食材を触った指を口に入れるだけでもいい。赤ちゃん自身が安心する状態で口の中で感じさせてあげることです。
これが「食べる意欲」の始まりです。
でもこれって赤ちゃんだけの話ではないんです。
大きくなってくると、食事量が増えない、今まで食べてたのに最近食べない。
そんな時もありますよね。
子どもが欲求すれば、必ず食べます。そして子どもは一日一日大人が思ってるよりもずっと早く成長しています。なので昨日と今日が違うのは当たり前。
どこからでもスタートが切れるのがこの「食べる意欲」を育てることです。
時間や食事回数を一度取っ払って、子どもの欲求に目を向けてみてください。
きっと驚くほどに食べるようになりますよ。