はじめまして。
こどものちからラボの富岡真樹です。
私は20年間、幼稚園・保育園・親子サークル・ベビーシッターとして、たくさんの親子と関わってきました。
「こどもと向き合う」ではなく、
「親子と向き合う」保育者でありたいと思い続けてきました。
そのきっかけは、幼稚園に勤め始めたばかりの頃でした。
朝夕の保護者との会話に対して「何を話せばいいんだろう」「うまく伝えられるだろうか」と構えていました。
今思えば、家庭からこどもだけを切り抜いて捉えていたため、「元気に過ごしてました」としか言葉に出てこなかったのです。
しかし、そんな一言でこどもの一日を保護者に伝えられる筈もありません。
よくよく考えてみると、保護者に伝えたい事はいくらでもありました。
毎日降園していくこども達の後ろ姿を見ていると、 そこにはこどもが精一杯生きた一日分のドラマが詰まっています。
園生活を頑張った誇らしさ。
保護者の元に帰る安心感。
思うように行かなかった悔しさ。
また友達と会える明日への期待。
一日の中で多くの葛藤を乗り越え、様々な想いを抱えて親元へ帰っていく。
言葉にしなくても、こどもの背中が教えてくれることが沢山あります。
私は、こどもの「うまく言えない気持ち」や、まだ言葉になっていない小さなサインを受け取りたいと思うようになりました。
表情のわずかな違い、遊び方の変化、ふとした瞬間の言葉。
そこには必ず、その子の“本質”があります。
ある日、園での出来事を少し丁寧に保護者に伝えたことがありました。
後日、保護者の方がこう言ってくれました。
「先生の話を家でこどもに聞いたら、たくさん園でのことを話してくれたんです。」
そして次の日、その子が「お母さんに昨日のこと話したんだ!」と嬉しそうに教えてくれました。
その子は一日中、いつも以上に生き生きと過ごしていました。
その瞬間、私は確信しました。”こどもの本質”を保護者に届けることが、 こどもの力を伸ばすことにつながると気がついたのです。
そして、子どもを園に預けている間の親子にとって空白の時間を、少しでも繋げることが保護者支援になると分かったのです。
その日から私は、こどもだけを見るのではなく、親子の関係の中に流れる時間や言葉を大切にしてきました。
私は、ご家庭にとっての伴走保育者でありたい。
不安なときも、うれしいときも、その隣に立てる存在でありたいと思っています。
こどものちからラボは、
そんな想いから生まれました。
親と子の物語が、
少しでもあたたかく、強くなるお手伝いができたら嬉しいです。
子育て中の方、 これから親になる方、こどもに関わる仕事をしている方へ。
ここでは、20年の実践から見えてきた「親と子の関係の中で育つ力」について発信していきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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